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D1現場レポート D1現場レポート D1現場レポート D1現場レポート D1現場レポート

D1エビス
成果
高山得意のエビスサーキットに戻ってきた。
が、今回の結果は予選不通過。
天候との戦いでは、今年は惨敗である。今回の最も大きな敵も、また、雨であった。

雨にも風にも強いチームであるべきなのに、どうも天候に左右されるというのはもったいない話であるが、これまで述べてきたようにマシン特性をウェット路面で覆すことは難しい。

そんな中、99.5点を2本、99.0点を1本と、予選本番で99点台を3本そろえたのは、他のFD3Sを抱えるチームと比較して飛びぬけたものだった。
チーム結成以来、雨での舞台では最高得点である。

これまでの成果は十分に上がった。
申し開きも甚だしいが、この得点に誇りを持って申し上げる。

“次をみてろよ。”と。

予選26位敗退
審査コーナーはこれまでと同様、最終コーナーを出てくるところから、4コーナーを立ち上がったところまで。木曜日から現地入りしていた高山は全国巡業の成果もあり、角度もスピードも引けを取るどころか、迫力も十分と言ったところか。

練習日から予選開始まで、予報に反して雨が降らずにいたのだが、予選が始まった直後、なんとゼッケン20番台後半から突然降り始めてしまった (ピンク6号はゼッケン29)。

これまでの経験から突然の雨でも対処できるように、ウェイトを積んだままマシン・コントロールをしきていたが、すでにコース上で待機していた高山ができたのは、足のセッティングとタイヤの空気圧変更のみ。

のちに一時豪雨のため予選が中断されるほど、コース上にできた川は高山を苦しめた。もちろんこれはすべてのドライバーに言えることではあるが、

“FDはどうしてもねぇ、難しいよなぁ。”
審査委員長・土屋氏のこの言葉が、いかにウェット路面でFD3Sをコントロールすることが難しいかを物語っている。

予選通過のボーダーラインは99.7点。
その得点差、僅か0.2点・・・・・・・。
99.5点を2本そろえた高山ではあったが、残念ながら総合26位、予選で敗退した。

てるてるぼうずを掲げよう
D1 2008シリーズも残すところあと1戦となった。
前回の富士スピードウェイでは、予選を15位突破、本戦敗退でセッティングという大きな課題が残ったことは記憶に新しい。
6戦を消化し、雨、初コース、マシントラブルと、一通りの難関はくぐり抜けてきた。その中で培われたマシンの戦闘力もチーム力も、前回の富士とは比較にならないほど上がった。

手探りから始めた赤ん坊チーム、今年は初年度だから、勉強だからと辛い結果に涙を呑むことも多かった。

次は晴れた舞台で戦いたい。
最後は笑って終わらせたいものである。

レポート むらいしの


オートポリス 予選11位突破、1回戦で惜しくも敗れる
角度にスピード
今回はまたも超高速コース・最南端九州はオートポリスで開催された。ストレートを長く取り、1コーナーへ進入するスピード(審査には関係ない)は、最速車で208kmにも達する。

「今回の大会では、予選日の午後にもピットウォークが行われたほか、タイヤメーカー対抗のラーメン早食い大会や上位選手のトークショーなど、競技以外でも充実したファンサービスが企画された。
なお、前回の第4戦岡山で単走の審査方法に変更がなされたが、それがまた今回手直しされた。スピードガンによる車速の計測が採点に反映されないのは相変わらずだが、得点が同点だった場合の順位づけは、車速で行うように戻されたのだ。これは、やはりスピードもドリフトの持ち味のひとつだから、あるていど考慮しようという狙いで、選手もこの提案に賛同し、予選からこの方法が採用された。ただし車速はストレートスピードではなく、ドリフト体勢に入ってから1コーナーに飛び込んでいく部分で計測された。」
【以上D1サイトより】


われらがRマジックピンク6号、足回りのセッティングもドライバーの好みに変更され、車輌本体のキャパも万全というところであろう。あとはこれまでに培ってきたノウハウの投入と、チーム全員が能力を余すところなく引き出すまでだ。チームの完成度はかなり高いところまで来たと言っても良いだろう。

角度への追及が深まりつつある最近の風潮。ここオートポリスでも例外なく角度勝負が展開されることは必至だ。美しいラインと技術が売込みだった高山に、深く鋭い角度への挑戦がうかがわれた今大会は、勝利への執念をあらためて確認させられる場となった。
故障
それはあっという間にやって来た。
金曜の練習日、午前・午後を通じて意欲的に周回を重ねていた。審査員席に向かって飛び込もうとするその長いストレート上で、ミッションはあっけなく壊れてしまった。






今年初めてドグミッションを投入されたマシンに乗る高山は、ノーマルミッションとのストレートの加速差がいかに勝敗を左右するかを痛いほど解っていた。ラップトップを広げ、ミッションのギア比・出力との兼ね合いなどをグラフで確認するが、どこをどう見てもノーマルでは同等の走りができない。
すでにラインも運びも完成形に近づいていただけに、予備で持ち込んだノーマルミッションを見つめるチーム員全員が落ち込んでしまった。


飛行機でドグミッションが来る。


おーはらのこの言葉は、チームの団結力を更に大きなものにさせた。
結果的には飛行機ではなく、オートポリスから約2時間のショップさんから借りる形になったのだが、東京から飛んでくるなどという夢のような話に、プライベートで戦い続けてきた高山一行が受けた感銘は計り知れない。このハプニングによってご足労をかけてしまったスポンサー各位には、この場を借りてお礼を申し上げたい。

22:00、無事にミッション載せ換えを完了。
ホテルに戻る足取りも、疲れを感じるどころか充実感で軽い【のは私だけ??】。
明日の予選が楽しみだった。
ライン
土曜日の予選を99.5点、11位という好結果でクリアしたRマジック with しのこうば。
この本戦で追走に残ろうとする意気込みは、予選終了後から途切れることはなかった。
これまで実現しきれなかった深い角度、十分な進入スピード、ぴたりと合ったファイナル。どれをとっても勝負をかけるタイミングに申し分はない。

1本目 高得点ならず
1コーナーの飛び込みでの思った以上の深い角度に、あわやコースアウト、というほどの迫力だ。前走者で100点を出した雨宮FD3Sへの対抗、と審査員に言わせたほどであった。
しかしながらクリッピングポイントを外した影響は大きい。

2本目 スピン
1コーナーの迫力も十分ではあったが、残念ながら審査席前にてスピン。得点を得られない。

3本目 99.0点
2本目の影響がわずかに残る。踏み切れない。
角度は評価されるが狙ったラインに審査員の賛同が得られず、決して低い点数ではないが、ボーダーラインを下回る。

今回の敗因、それは大きなミスというよりは、ラインの想定違いと言えるかもしれない。
最後までアナウンスから聞こえた“ラインが違う”という審査員の声。練習から積み上げたラインを瞬時に修正することは難しい。
毎年変わっていく審査基準や各選手のスタイル。勝つためにはこれらに遅れることなく、新次元のドリフトへ挑戦し続けることが要求される。その中で、求められるラインをいち早く捕らえることが、勝利への大前提なのだ。

新たに武器となった角度を携え、いよいよ得意のエビスに戻る。
果たしてこれまでの戦いがどのような結果を生むのか、期待せずにはいられない。

レポート むらいしの


D1 GRANDPRIX Rd.3 鈴鹿 予選24位敗退
初開催
いよいよシリーズも半ばに差し掛かる。 初開催である岡山国際サーキットとの相性はどのチームにとっても未知数であり、過去のデータがない分、より多くの練習量・情報がものを言うと踏んだ高山は、金曜日だけではなく、木曜日にも用意された練習日からの参加を希望した。
梅雨時期にありながら、比較的降雨量の少ないとされる岡山県。
前回気まぐれな雨に泣かされた我々はドライで走れることを期待するが、果たして天候は味方するのか。

チーム総出で木曜日の朝から練習を開始する。
60分×3本のメニューは決して十分とはいえないが、約2時間のインターバルは有難い。初のコースでは、予選当日まで発表されない審査基準を想定し、形にしていく必要がある。これまでに行われた別コースのレイアウトや他チームの動向を参考に、進入スピード・ライン・振り出しのタイミングなどをコースに重ね、幾たびも情報・データとドライビングの擦り合わせが行われる。

高山の表情は硬い。
手ごたえを感じていないのだろうか。

ピットクルーにとってコースアウトによるボディへの損傷を回復させることも重要な仕事ではあるが、より高い次元への挑戦の結果によるものか、そうではない原因によるものか、ボディを見て判断することはそう難しくはない。
ピットに戻るドライバーの気落ちを察知しても、われわれにできることは元通りにすることだけ。高山も落ち込んでいる時間などないのだろう、すぐに他のドライバーの研究のため審査員席へと向かった。

練習2日目の金曜日、初日の練習データを元にセッティングの最終方向を決めねばならない。ブーストの調整とファイナル交換が完了されたピンク6号に、高山の表情が明るくなる。
2日間を通して安定した天候の中で練習を終えた我々にとって、予選日の天気、またしてもこれが心配の種だった。
審査
審査区間は1コーナー進入から2コーナーの立ち上がりにかけてとなった。初日の練習日から更にスタート位置が手前にずらされるなどの影響もあり、1コーナーへの平均進入速度は180km台という、超高速コースとなった。
今回特に挙げるべき審査基準の変更点といえば、採点に進入速度を加味しなくなる点であろう。
これまではコーナーへの進入速度が採点を左右する、もしくは同点同位の場合の判断に採用される、つまり速いモン勝ち的な要素が多く含まれてきていたが、速度重視に縛られるあまり、ドリフトの飛距離や角度が落ちてしまうことが懸念されていたことと、本来のコンセプトに反することから変更が決定された。
遅い車輌でも問題ないかのような響きではあるが、とんでもない。
速くなければかっこ悪い、たとえ速くなくても速く見せられるものが残る。
審査基準がどうであれ、我々の目指すところに違いはない。

最悪と幸運
予選前から降り出した雨は、容赦なくコースを濡らしていった。
ウォーミングアップとして、スタートラインから本番を想定して1コーナーを探る各選手たち。高山はあえなくコースアウト。ウォーミングアップ中のコースアウトに対しては審査も厳しい。予選の本数が3本から1本減らされるというペナルティを喫する。

ウェットセッティングでのスタート。
ウォーミングアップでのコースアウトが悪影響を及ぼしているのか、いつもの精彩が全く見受けられない。
いつの間にか雨は上がっている。
1本目 65点

ペナルティによりこれが最後の挑戦となる。
すでに乾き始めた路面と最後の1本という最悪の条件の中、スポッターから届く声を高山は一体どのように解釈しているのか。
同じクラスでスタートする他選手たちの車の動きが明らかに変化している。ドリフトを続けるどころか、進入もおぼつかない。急激な路面の変化と情報不足に次々と失敗し、消えていく。
難しい路面。
これほどの悪状況は、この2年半で初めてだった。
2本目 40点

結局予選は33位敗退で終わる。
前回と同じ、雨に苦しみ、路面の変化に苦しんだ。
高山は決して天候や路面状況の結果がもたらしたものだとは考えてはいまい。
ピットへ戻った高山の顔に、全て己の責任とばかりに自身への強い怒りを見た。

D1グランプリもシリーズの折り返し地点を通過した。
初戦・2回戦と予選を突破しているだけに、チーム全体の焦りは色濃いものがある。
結果を重視することは当然であるが、その結果を出すために全ての困難を乗り越えていくのだ。
終盤を前にして困難に当たったことを、幸運と思うことにしよう。

レポート むらいしの


D1 GRANDPRIX Rd.3 鈴鹿 予選24位敗退
鈴鹿
モータースポーツの聖地と呼ぶにふさわしい、三重県は鈴鹿サーキット。D1初開催より3年目となるここでの戦いは、雨となった。

コースを逆走し、高速S字がメインとなるライントレースは、他のコースとはやや趣の違った、興味深い戦いを生み出してきた。富士の超高速とも、エビスのテクニカルコースとも違う。ドライであれば飛び出しから消えるまで、ほとんど白煙の絶えることのない全開走行が売りだ。

街の中に位置するここ鈴鹿、文化としてモータースポーツが浸透していることも影響するのだろう、観客の盛り上がりには毎回感服するまでだ。初年度に好成績を残した高山、ここは見せ場と意気弾むに違いない。



開催日1週間前には、すでに天気が危ぶまれていた。
ほぼ雨だろう。
FC時代の高山にとっての雨は、ほぼ絶望、という言葉と同じだった。

マツダRX-7といえば、抜群の運動能力を発揮する日本を代表するピュアスポーツカーである。ドライではスポーツカーらしい素晴らしいハンドリングを有するが、一転ウェット路面ではナーバスな挙動が顔を出すことがあり、他車とは違う雨の中の苦しみがある。

練習日のドライ路面で、これまでのセッティングの仕上げと操作の向上を確認し、翌日予選・ウェット路面への対策に残された時間を割く。

ウェイト対策には45kg分の鉄板。
トレッド/減衰調整・スプリング交換などの正統派対策も準備万端。
レインタイヤ製作【なんじゃそりゃ??】にはなぜか彫刻刀とグラインダー

ピットで作業する我々に、オプションビデオさんが喰らい付いたのはこの彫刻刀とグラインダー。新品タイヤに容赦なく溝が掘られていく。でもなぜ彫刻刀があるの、高山さん? 白煙にまみれて一心不乱に溝を掘るおーはら、イイ男が台無しである。

皆で出し合うアイデアに、これといった決め手も見つからないまま黙々と作業を続ける。
他のロータリー勢も、ただ天候回復を祈るばかりだ。
雨。
これまでにない思い空気だった。
ドライかウェットか
5月24日
D1SLとの併催のため、午前中一番でD1SLの本戦が始まっていた。
降るとも降らないとも言えない雲行き。どのピットもドライセッティングとウェットセッティングの間で、決めるに決められない状況が続く。

チームRマジックwithしのこうばも例外ではない。
前日の練習日に準備されたパーツ類、工具が所狭しと並ぶ。

30分の繰上げがなされたタイムスケジュール。暗くなりきらない雲。
もうコースインまで間がない。ドライで行こう。

ピットレーンに並ぶ高山のそばに、ジョーとしのが張り付く。万が一雨が降り出そうものなら、5分以内である程度のウェットセッティングに変更可能だ。審査員席裏側では、すでに千鶴とおーはらが待機している。彼等からの情報も待ちながら、ひたすら天候安定を祈る。

コースイン間際。残り時間はもうなかった。
突然降り出した雨。
対処できたのはタイヤエア圧とショックの減衰調整のみ。あとはピンク6号のキャパを、高山がどう引き出すかだけにかかっていた。
予選24位敗退
1本目 98.0点。
2本目 98.5点。
3本目 98.8点。

FC時代の高山と比較して、雨でのこの点数の伸びは驚異的である。
1本目よりは2本目、2本目よりは3本目と、明らかに攻めの姿勢を貫いた。

レインタイヤもウェイトも装着できないままの出走ではあったが、今後の天候不順にも対応できるという手応えが得られたと言ってよいだろう。雨に弱いロータリーという壁を、近い将来もしや打ち破れるのでは、と思わず期待してしまう。
ピンク6号と高山の今後の発展が、さらに面白くなりそうだ。

レポート むらいしの


D1 GRANDPRIX Rd.2 富士 予選15位通過 1回戦敗退
結果報告
D1グランプリ Rd.2 富士
予選15位、1回戦敗退。

前回と同じく予選通過を果たすも、今一度手放しで喜ぶことはなかった。
逆走の富士とマシンセッティングに苦しみながらも、チーム力の偉大さを知ることになった今大会。
まだ学び始めたばかりのチームRマジック with しのこうば。
本当の勝負が始まった。


1回戦結果
1本目 99.0点
2本目 99.0点
3本目 99.0点

富士の逆走、これは全てのドライバーが同じスタートラインに立つといってもよいだろう。

これまで高山のホームコースとするエビス南にてセッティングを出してきた我々は、200km/hに近い進入、超高速コーナー、下りでの振り返しをたった1日の練習で消化しなければならなかった。
マシンチェンジ後のセッティング・ドライバーの車輌への慣れを考えれば、当然ながらチームRマジックは他に遅れをとっていると考えねばならない。その分、起こりうる状況を想定し、即座に対処する能力が問われるのだ。残念ながら、今大会ではその努力が全て結果に結びついたとは言いがたい。

3本同得点。
今後の課題が浮き彫りとなった。
チームの戦い

金曜日の練習走行から出始めたマシントラブルを、おーはらとジョーが突き止めるべく奔走する。
ラップトップとにらみ合い、高山からの情報とデータを何度も絡め、原因をつぶしていく。
思うように結果が出ない。
高速コーナーから下りにかけた振り返しでの足の動きも決まらない。

最終ラップ、高山は派手にコースアウトをしてしまう
ボディの右側面とマフラーの破損を喫するが、ここは富士スピードウェイというロケーションの良さに助けられた。ジョーがRマジックに車輌ごと、修理と部品交換のために持ち帰ることとなった。

翌日の予選日、すっかり元通りとなったRマジックピンク6号、チーム員全員が気分一新、やる気に満ちる。※ジョー君ありがとう。

予選前の練習、ひたすらデータ収集のために小刻みにピットインを繰り返す。
限られた機材と人材の中で、最高の技術を静かに注ぎ込むおーはら。
マシントラブルと戦う中で、スタート地点でのデータに目が留まる。
ドラッグレースでの経験を生かし、スタートの技術をおーはらが高山に伝授する。
高山は静かにうなずいた。

最高の走りを追及する高山、またしてもコースアウトをしてしまう。
泥と砂にまみれ、破損したエアダムと外れたフェンダー。

5人のチーム員全員が一丸となって復旧する。
時間との戦い、ドライバーのメンタル低下、負の要素が並んだ時こそチームの底力が問われるのであろう。間もなく始まる予選に向け、全力を投入した。

予選結果は15位。
170km/h、99.0点。

結果を出さねばならないおーはら、マシンをいたわりながら走る高山のメンタル面、ほか、様々な要因が絡み合う中で終えたRD2 富士。無駄な経験などひとつもないのだ。
“明日はもっとかっこよく走ってね。”
予選終了後のスポッター千鶴の言葉、このまま次回のために使わせていただこう。


レポート むらいしの


D1エビス 高山健司 予選10位突破!
はじめに
予選10位突破。

この結果の持つ意味は大きい。
マシンチェンジを行なって初のD1ステージにて、予選突破を成しえること自体が至難のわざと言っても良いにもかかわらず、10位で突破したのだ。その得点99.8点。
ドライバーとマシン、どちらか一方でも天秤が崩れれば、この結果は得られない。車輌製作を一手に行い、セッティング・ドライバーとのバランスを組み立てたRマジック、マシンの持つ性能を引き出し、我々の想像を超えるプレッシャーの中でドライビングをした高山健司、第1戦としては上出来と表現するしかないだろう。
ただしこれ以降、過去の結果を上回ることを待ち望まれる中、チームにとってもドライバーにとっても更なるプレッシャーとの戦いが待っていることは言うまでも無い。

DAY1 予選日
朝から各ピットは大忙しだ。
隣のピットで新品エアロを大胆に削るクルーを横目に、おーはらがつぶやく。
“エアロ削るの?”
おーはらにとっては初のドリフトイベント参加、これまで当たり前と思ってきたことが、どうやらドリフトの世界では違うらしい。

金曜日の練習が天候不順で思うようにできなかったこともあり、高山は意欲的に周回を重ねるが、成功率が低い。5本中1本。これでは予選通過が危ぶまれる。15分×2ヒートの練習時間の中で、セッティングの変更はせず、イメージを形にしていく。過去2年間見てきたが、これが高山のやり方だ。予選直前にあれこれ変えることは危険が伴う。逆に言えば、これで行けるという彼の確信なのだろう。

予選が始まる。
ウキウキしっぱなしのおーはらとは対照的に、ドキドキが止まらないチーフメカのジョー。
無理も無い。自分の手でメンテを行なったマシンだ。コース上で何があるとも限らない。

1本目。スピン。
あと1歩、角度に耐えることができない。練習では壁に寄せずにマシンをいたわってきた高山だが、本番いきなりぎりぎりに走ってくる。恐ろしい。

2本目。99.8点。
審査員席前の速度測定、119km/Hをマーク。予選突破組ではトップクラスのスピードである。
ただし2コーナーから3コーナーをブレーキで思ったよりも失速、上手くつなげたがやや減点。
“うさんくさいなぁ”土屋氏はやはりよく見ている。

3本目。スピン。

今回のエビスサーキット、実はコースの補修が行なわれたこともあり、かなりの選手がその路面の変化に苦戦していた。これまでの走り方では通用しない。そんな中、運がいいのか悪いのか、マシンチェンジを行なった高山はそんなことは全く分からなかった。神が味方するなんてこれまで信じたことは全く無いが、この時ばかりはうっかり信じてしまった。

スピード119km/Hを引っさげて、99.8点にて予選10位通過。
1日目を歓喜で終える。

DAY2 本戦
朝の練習走行、これまで接触とは無縁だったFD3S Rマジック号、最終コーナーから1コーナーまでのストレートの壁に横っ腹からヒット。
右フロント・ホイールベアリングに損傷、右リヤキャンバーにも狂いが出る。
右側面のエアロ類ももちろんダメージを受ける。

ほぼ100km/Hで飛び出してくる最終コーナー、コンクリートの壁との接触は、ほんの僅かなものでもボディにとってはひとたまりもない。

本戦出走までの約2時間、スペア部品交換、アライメント調整にて対応を完了、ボディの損傷にはおーはら自らが取り掛かる。

11:15 シードを含めた30台にて1回戦開始

・前日の審査基準から、ストレートの壁・ボディとの距離が、1.5mから1.0mへと変更がなされる。
・最終コーナー出口はもちろん、カウンターが当たっている状態で出てこなければならない。
・3コーナー・4コーナーのイン側は、フロントタイヤがのっていなければならない。
・上記コーナーのつなぎでアクセルのあおりは減点対象。
・5コーナーにて、リヤタイヤアウトいっぱいに出ていること。

細かい審査基準を全てクリアし、さらにスピードを限界まであげ、殺し、ドリフト状態を保つ。少し想像してみて欲しい。上手くまとめるのではなく、これ以上できないという限界点を超えて戦うのだ。成功する方がどうかしている、と、私は思う・・・・。

ゼッケン35番。高山出走。
1本目 壁に右リヤクオーターをヒット。体制をやや崩し、得点ゼロ。

2本目 スピン。

3本目 99.8点。

結果30台中24位。
第1戦エビスサーキット、まずは予選10位突破で幕を閉じた。

結果と詳細はD1サイトへ →
振り返って
2008年D1グランプリの開幕戦は、新製品を投入したタイヤメーカーの戦い、エビスサーキット路面補修、ニューマシンの登場など、話題だらけであった。
チームRマジックwithしのこうばも、いくつもの取材を受け、次回2回戦富士・パンフレットの題材にも上がるなど、まさに話題が事欠かない1戦であった。

マシンのセッティング、パワー、ドライバーとのバランスはまだ発展途上である。今回の予選突破に大きく貢献したそのスピードは、昨年度までの高山の低迷を覆すほど大きな成果ではあった。
が、スピードが高かったことにより点数が高くなったことは否めない。FD3Sの持つ特性と、他車との違いを今後、どう埋めるのか、もしくは引き出していくのか。

少なくとも、スピード勝負の一面も併せ持つD1グランプリというこの舞台で、このマシンとドライバーの成長を考えるのは楽しい。愉快な思いは、かならずよい結果を連れてくるものなのだ。今後を期待しよう。


レポート むらいしの
写真 ななあみ


エビス南コースでのシェイクダウン
行ってきましたエビス南でのシェイクダウン。
2008年3月10日。

まだ色が塗られていないFD3S。
ニューマシンとはいえないが、チームにとってのNEW MACHINE。
Rマジックから2人のメカニックが参上。
高山、奥さん、そしてわたしを含めた5人体制。すげえ。ワークスみたい・・・・。

たった2日間のシェイクダウン。
ガラッと変わったマシンに戸惑わないドライバーなどいるはずがない。高山も例外ではないだろう。カラーリングされていない白いボディを見つめながら、高山のトレースラインを見守る。明らかにぶつけまい、壊すまいと大切に扱うドライビングに、ぱっと見は攻めきれないのかな、と一瞬不安になってしまう。

ピットイン。
メカニックが駆け寄る。ラップトップを広げてはデータを取り直す。

コースに出る。
徐々にラインが変わっていく。気のせいかな、音が変わってきた?

小刻みにピットインを繰り返し、セッティングをつめていく。
“これじゃまだ予選通過できないな。”髪をばっさりと切ってしまった別人のような高山が、ポソッとこぼした。

どのラインでどの角度で、どのスピードなら予選通過ができる、こんな感覚を明確に感じ、体現できるドライバーは少ないと思う。高山のこの言葉を聞いて、実はホッとしてしまった。車が変わっても、それは彼にとっては道具の一つであり、表現の方法が変わるだけなのだと。不思議な安心感が戻ってきた。高山の技量を信じて疑わないわたしが、車輌変更によって、高山の不振を疑ってしまったのだ!

馬力が上がったから、戦闘力が上がったから、それだけで勝ちにいけるものではない。車輌変更によってしばらく上位に戻ってこれない選手もいれば、いきなり前回よりも上位に行ってしまう選手もいる。こればっかりは本人ではないのでなんとも言いがたいのだが、わたしたちチームにできることをまずはやろう。ベースを固め、慌てずに、こんな小さなことだがわたしにはこれしか出来ない。

シェイクダウンも終わり、帰りはお決まりのラーメン屋さんに寄る。
“高山さん、どうでした?”
“うん、もうちょっとでFDとお友達になれそうだよ。”
高山の少年のような言葉は、まだ少しだけ胸に残っていた私の不安を、ゆっくり、ゆっくりと流し去ってしまった。

3/29、もう間もなく開幕。
エビスで会いましょう。



D1 rd.7 最新情報!
行ってきました、富士。
結果は予選敗退。とても残念な結果でしたが、来年へ向けての新たな目標となる、良い試合であったと思います。では詳細。

メンテは上々、精神面もいつもどおり。今回も直線でのスピードは重視され、各クリッピングポイント、指定ラインなど、回を重ねるごとに厳しくなるボーダーラインとの戦いと言ってもよさそうだ。

すでに2年間同じ車、同じスペックで戦ってきた。他チームがどんどんマシンの性能を上げていく中で、チーム高山はFCでふんばる。

1本目。
直線スピード163KM。まったくだめ。98.0点。
スピードが乗らなければ当然その後の迫力も失われる。

2本目。
気持ちスタートラインを手前から始動、定められた振り出し地点の限界まで引っ張る。が。
だめ。164KM。98.0点。

3本目。
もう後がない。振り出し地点を若干過ぎたところで、もうどうにもでもなれの突っ込み。
だめー。169KM。

予選通過のボーダーラインは約175KM。10KM近く遅くては、そのあとどんなにきれいなラインを描こうが、かっこよく見えようが全然だめ。
もうこうなったら、だめだめだめだめっ、あああああもう、だめだめだめだめだめだめ。

こう聞くとまるで高山が全然だめみたいに聞こえるが、そんなこと無いんだよ。
マシンの性能を上げてこなかったチーム全体の責任なんだ。腕もマシンも、全部のバランスが合ったチームが勝てるんだね。

来年は車を換えようかなあ。
そんなことを考えながら、もんもんとした気持ちで富士を後にした私たちであった・・・・。

レポート むらいしの



D1サポート ここ最近のリポート
2006年度よりサポートを行って参りました、アメイズメントwith志野こうばなんですが、たまには違った観点からリポートをしてみては。
そうです、チームの中身をお見せしましょう。

高山氏とのおつきあいは、すでに2年近くになりました。
今までいったい何をやってきたのかというと・・・・。

タイヤ交換やチョイ作業、荷物の積み下ろし、ローダーの運転、負けた夜のビールの掛け合い・・・・、などなど。こう聞くとみなさん、さぞかし大したことやってないでしょ?、とお思いですね? そんなことないです。確かに他のチームみたいにエンジンルームに頭も突っ込んでないし、ラップトップを開けてコンピューターの書き換えなどもしない。

でもね、3日間ずっと勝つために何かをするって、大変なんだよ。

例えば予選日ね。
うちのチームは現地でドライバーと奥さんと私の3人なんだけど、ドライバーが朝からドライバーズブリーフィングに行ってる間、車検に並んだり、必要な工具をすぐ使えるように並べたり、洗車したり、ステッカー貼ったり。
奥さんは高山氏と一緒にブリーフィングに行くでしょ。スポッターだから。

そうするとね、3人しかいないともう手がいっぱいになっちゃう。
あ、やばい。空気圧調整しなきゃ。
なんて思ってたら間に合わないから、朝会場に着く前に、作業の順番とか重要事項なんかは頭に入れておかなきゃいけない。

予選前の練習なんかね、とっても緊張するんだよ。
われらは弱小チームだからタイヤがいっぱい使えない。
新品の皮むいたらすぐ交換して本戦に取っとく。前回本戦で使った溝のないタイヤをこっちに入れて、まだ溝が残ってるのは最後まで温存してあっちを練習で使おう。んで、練習もずっと走ってるとタイヤなくなっちゃうから、クーリングの鬼!・・・みたいな。
頭と体力使ってとにかく延命効果。
ほらね、疲れるでしょ。

特に真夏と真冬はコタエル。
私だって女の人だから、日焼けが気になったりするんだ。
でも突如起こる出来事に、いちいち日焼け対策もしてられない。

真冬のエビスなんか、タイヤ交換する指が凍えてたまにホイールごと落としそう。
でも落としちゃったらかっこ悪いから、さも平気そうな顔して耐える!
あはは。意外にオンナしてるでしょ?

一番きついのはね、D1会場にいる間は絶対に眠れないこと。
高山氏が言うんだ。
“大会で寝てるようじゃ、勝つ気がない”、ってね。
こんな事言われたら、ふと手が空いた時間にうたた寝も出来ない。
ちきしょう。

D1っていうと、それはそれはすごい体制ですごいお金が動いているイメージ強いけど、実はやってることはいつも行ってる走行会とそれほど変わらない。
大きく変わるのは、勝つために考えて準備して精神を鍛えておくこと。

もちろん九州への遠征なんかは、目が飛び出るくらいお金かかるけど、それでも応援したいから行く。仕事を休んで3日も4日も動き続けたのに、結果が出ない日もある。
それでも行っちゃうんだなあ。


交通費を削るため、2台積トラックで移動する。

やっぱり勝ち残った時は笑顔になるよ。2006エビス追走に

奥さんも嬉しそう。この笑顔が見たくてがんばれる。2006エビス追走にて

ミッション故障により交換後、夜中にやっとありついたビールとおにぎりはうまかった。嗚呼、貧乏チーム。2006オートポリスにて

今回はみんなが普段あまり知ることの出来ないちっちゃな日常をお見せしました。
次回もまた、ちょっとしたことや、もちろんすごいことも交えてお話したいです。
“いつも応援ありがとう!”


レポートby むらいしの  2007.9.27



2007年 第5戦エビスサーキット D1現地レポート
最後に予選を通ったのは今日と同じ、ここエビス、今年の3月だった。
今日、土産話が久しぶりにできて大変嬉しい。
思わずほくそ笑む私をどうか想像して欲しい。フフフ。
では2007年8/25 D1グランプリ エビス南の報告と行こう。

時を遡り、7/半ば、当社にてクロスミッション・4、3ファイナルデフでセッティング変更を行っていた高山。
最終セッティングを8/18に置き、その練習を見守った私は内心ハラハラだった。
昨年・今年とエビス南とは相性が良かっただけに、この変更がどのような形で現れるのか?私の心配をよそに、相変わらず高山は淡々とこなして行った。
その姿はまるで、与えられた仕事を文句も言わずにやり続けるサラリーマンのようだ(っていうか、サラリーマンだ)。 昨日の前日練習が終わる頃には、私の不安もどこかへ行ってしまった。
限られた時間・限られた戦力の中で自己を作って行く姿はさすがD1選手である。


8/25、13:15。

出番を待つ高山。マイクを握る妻の千鶴、そしてカメラを構える私。
暑い。
我等が戦っている相手は本当に他のドライバーなのか?サーキットにある全てを照りつけ、いため続ける太陽を私は恨めしげに見やった。

話は変わるが今回の審査も最終コーナーが肝である。0カウンターでの脱出は大減点。1コーナー侵入速度のボーダーラインは110キロ。
1本目 カメラ越し 最終コーナー手前にオレンジのFCが見える。
脱出速度も角度も文句なし、1コーナー 審査員席前 2コーナー あれよあれよとクリアしていてく。
3コーナー、4コーナー、ゼブラに前輪が乗る。もう少し。
最後のアウトクリップ、お願い 離れるな、ここまで来るともう祈ってる。
観客席裏のゴールに消えちゃったFC、立ち上ったタイヤスモークをぼーっと見つめながら、待つ。



後片付けする手がいつもより少し遅い。ピットを移動する必要がない、というのは助かるものである。試合に負けて帰る夜は、大概大酒を喰らって大騒ぎになるものだ。今日は早く眠らないと。

予選2本目、3本目とも得点はできたのだろうか? あの1本目でもらった99、88点の走りを振り返りながら、ふと思った。

高山さんのコメント
明日100点出します。

毎回思うこと。
ドリフトは楽しい。みんなも一緒に楽しんでくれれば、それが最も大きな応援である。

”高山健司 エビス南 4連続壁ヒット、ただいま記録更新中!”

レポート 村井志野



D1サポート
いよいよ2007年シリーズが始まり、第1戦も終わりました。 まずは結果報告と行きましょう。

ドリフトの聖地と呼ばれるエビスサーキットでは、なんと予選を4位で通過。 昨年のエビスでも予選3位通過を決めた高山。ここは昨年同様、決めたいところであった。

スタート地点へ向かうドライバーは、一体どれくらいのプレッシャーと戦っているのであろう。ピットで待つ我々は、ただ待つことしか出来ない。昨年1年間共に参戦してきた仲間であっても、この時ばかりは祈るだけだ。

土屋さんと学さんの声がかすかに聞こえる。
1本目スピン。
最も大きな協力者である千鶴さん(奥様)は審査員席の脇でスポッターを務める。 私なら思わず目をそらしてしまう場面でも、彼女は実に淡々としている。

“失敗しちゃったねー。” これまで彼女の言葉で何度高山は救われてきたのだろう? ふとほっとする瞬間だ。

2本目、最終コーナーから飛び出す。スピードは乗っている。
“行け”心の中で叫ぶ。

100点。

まじで??

実は昨年まで、1度も出したことのない未曾有の得点であった。他ならぬ高山自身が幾度となく、どうすれば100点を取れるのか、どうしたらより完成度の高い走りに近づけるのか、問い続けてきたこだわりである。昨年はじめて満点をもらったとき以来、その響きは確実に身近になったとはいえ、やはり私のような凡人には雲の上のようなものである。常にしのぎを削るすべてのドライバーにとっても、こればかりは意図的に作り出せるものではない。
あまりの驚きと喜びに思わず震える。

3本目。
“がりっ。”
壁にぶつけながら1コーナーに飛び込んでくる。
“ああ、またやっちゃったこの人。治すの大変そうだなあ。”

100点。

もう何も言うことはありません。 好きにしちゃってください。1本目に100点を出し、キット本人もノリノリなんでしょう。

翌日、予選通過者による本戦が行われたが、あいにくの雨。
雨ではさすがの高山もその力を余すところなく引き出すことが出来ず、残念ながら1回戦敗退。

もう間もなく第2戦、富士。
今回もいつもどおり、高山本人は1週間前には準備を終わらせ、毎晩体調を整えるべく早く眠りについていることであろう。

毎回思うこと。
ドリフトは楽しい。みんなも一緒に楽しんでくれれば、それが最も大きな応援である。





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